エコキュートの掃除方法とは?

エコ職人の知恵袋

配管の掃除方法

エコキュートの浴槽とエコキュートの貯湯タンクは、お湯を循環させるための配管が通っています。

エコキュートを使っている間はお湯が循環している状態であるため汚れが付着することはほとんどありませんが、エコキュートを使っていない時間では水が蓄積し、汚れが付着します。

一般的なエコキュートは配管を自動で洗浄する機能が搭載されていますが、自動洗浄機能が搭載されていないエコキュートの場合には、洗浄ボタンをオンにして手動で洗浄しなければなりません。

しかし、一般的な洗浄をするだけでは除去しきれない汚れも存在するため、定期的に配管専用の洗剤を利用して配管の掃除をする必要があります。

基本的には6ヶ月に1回程度が目安ですが、汚れが蓄積していると数ヶ月で配管から汚れが出て、バスタブにゴミが浮く場合があります。汚れが確認できた時は洗剤を使って配管の掃除をしましょう。

配管の洗浄方法は、最初にバスタブに水を入れて、専用の洗剤を加えます。洗剤はアルカリ性の洗剤を使用するようにしましょう。酸性の成分が配合されていると、配管の劣化につながるので注意しましょう。

また、酸素系洗剤を使用すると、除菌効果が期待できます。配管にこびりついた汚れを除去しやすいので、酸素系洗剤を使用するのはおすすめです。洗剤を入れたら洗浄ボタンをオンにして、1時間程度配管内に水を循環させ、新しいきれいな水に変えて30分程度循環させて配管内部をすすぎましょう。

最後に水を流し、バスタブの中を掃除します。ただし、同じ種類のエコキュートであっても配管洗浄のやり方は商品ごとに違うことがあるため、説明書をしっかりと確認してから掃除をするようにしましょう。

貯湯タンクの掃除方法

貯湯タンクを掃除する際には、最初に漏電遮断機を切った状態にしてから、給水配管専用止水栓と逃がし弁レバーを開けます。

貯湯タンクに空気を入れて、貯湯タンク内部が真空状態にならないようにしてから排水栓を開けて1分以上排水しましょう。

水抜きをした後に逃がし弁レバーを閉じ、漏電遮断器をつけます。そして、お湯が出るかどうかをチェックしましょう。空気が含まれた水が排出されますが、数秒間お湯を出した状態にすれば通常通り水やお湯が出ます。

貯湯タンクの清掃作業は、1年間に3回程度行うのがおすすめです。しかし、冬に貯湯タンクの掃除をするのは手間がかかるため、寒い時期を避けて掃除をするのが良いでしょう。

エコキュートの掃除をしないままで放置した時の危険性

エコキュートの内部は温度が高く、雑菌が繁殖しやすい環境です。配管の内部では、レジオネラ菌と呼ばれる雑菌が繁殖する可能性が高いため注意しましょう。

レジオネラ菌とは、人間の体に大きな悪影響を及ぼす細菌ではないものの、年配の人や小さな子供といった免疫力が低い人の体には危険であり、健康を害するリスクがあるため注意が必要です。

大切な家族を守るためにエコキュートの掃除は欠かさず行いましょう。

エコキュートの掃除を業者に依頼した際の費用について

エコキュートの配管を定期的にしっかりと掃除をすれば、半年に1回成分の強力な洗浄剤を使用するだけで配管の内部を常に清潔な状態に維持できます。

しかし、家庭では除去しきれない汚れが蓄積している可能性もあるでしょう。汚れが蓄積している可能性がある場合には、業者に依頼する方法がおすすめです。

業者にエコキュートの掃除を依頼した際には、およそ3時間前後の配管洗浄で、料金は1万5000円~2万円程度、配管内に雑菌が繁殖しているかどうかを確認するための検査を実施する場合は、掃除をする前後でそれぞれ2000円程度、合計4000円程の費用がかかります。

しかし、エコキュートの掃除と雑菌検査がプランになっているケースがあり、セットプランであれば料金は抑えられるでしょう。
業者によって洗浄内容や料金については違いがあるため、いくつかの業者に見積もりを依頼して、コストパフォーマンスが良い業者を選ぶことが大切です。

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和歌山在住の2児の父親。web会社に就職して3年目。
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