エコキュート修理や交換にかかる費用

修理・交換関連

エコキュートの修理・交換工事の費用相場

劣化した配管の交換や、不具合が生じた混合弁の修理など、部分的な補修には約1万円以上かかります。

保証の対象外となっている部位の場合は、修理費用も高くなります。

お湯が出ない、エラー表示が消えないといった場合は、ヒートポンプユニットの修理を必要とするケースが多く見られます。

電子回路の部品を交換するのであれば、一般的には815万円前後かかると考えておくとよいでしょう。

部品の交換や修理ではなく、エコキュート本体を買い替える場合にかかる工事費用は、1015万円です。

本体価格は、サイズや種類・機能などにもよりますが、24人用の370Lタイプではおおよそ60万円する製品もあります。

しかし、施工業者によっては本体をメーカーの希望小売価格よりも割り引いてリフォームしてくれます。

そのため、工事費用の相場と本体価格を足した金額よりも安く依頼できる場合がほとんどです。

 

なお、エコキュートの交換工事には、別途費用がかかるケースもあることを理解しておきましょう。

例えば、フルオートタイプへの買い替えでは、配管を増やす工事費がプラスされることもあります。

さらに、既存のエコキュートの撤去費用を別途請求される場合もあります。

 

具体的な総額は、施工業者からの見積書で確認するようにしましょう。

 

修理ではなく、交換を勧められる場合が多い

故障箇所にもよりますが、エコキュートの寿命目安である10~15年を超えると、部品がすでに製造・販売されていないことも珍しくありません。

また、修理をするとかえって割高になるといった理由でも、交換を勧められることがあります。

購入から1015年近く経っていたら、交換するほうがよい場合が多いため、業者と相談して工事内容を決めましょう。

 

エコキュートを交換する際は保証内容を確認してみる

エコキュートを交換する際は、本体の保証内容をよく確認してから工事を依頼しましょう。

エコキュートは、メーカーによってさまざまな保証制度が用意されています。

例えば、三菱電機では本体に2年間の無償保証を用意しています。

また、パナソニックの場合は本体のメーカー保証期間は1年間です。

どちらのメーカーも保証を延長したい場合は有料で行えるため、お好みでカスタマイズできます。

延長できる期間は、以下の3つです。

5年
8年
10年

故障したエコキュートに保証制度が利用できる場合もあるため、一度、修理が必要となった本体の保証内容を確認してみましょう

エコキュートの寿命で必要となる交換費用を抑える方法

エコキュートが寿命となり交換工事を行う際の費用を抑える方法は、以下の3つです。

見積もりを複数の業者に依頼する
既存の配管をそのまま利用する
本体は自社施工の業者から購入する

それぞれの詳しい内容を以下で解説していきます。

ぜひ、参考にしてみて費用をできるだけ抑えるようにしましょう。

見積もりを複数の業者に依頼する

工事の見積もりを複数の業者に依頼することで、価格が安い会社に依頼できる可能性があります。

見積書を比較してみて、予算に合った業者を選びましょう。

ただし、工事価格が安いのには理由があるはずです。

例えば、施工に必要な過程を飛ばして工事時間を短縮したり、希望した製品の類似品で価格が安いタイプを設置されたりする場合があります。

施工費の安さだけでなく、業者の素性をよく確認してから依頼しなければ詐欺や施工不良が発生する場合もあるので注意しておきましょう。

既存の配管をそのまま利用する

既存の配管をそのまま利用して新しいエコキュートを設置すれば、配管工事が不要なので施工費用を抑えられます。

ただし、既存の配管に問題があれば施工はできません。

そのため、まずは業者に状態を確認してもらい、既存の配管が利用できるかをチェックしましょう。

新しいエコキュートは自社施工の販売店から購入する

新しく設置するエコキュートは、工事を自社施工する販売店から購入すると中間マージンが不要なので工事価格も抑えられます。

業者選びをする際は、エコキュートの販売も行っているかも確認してみましょう。

ただし、希望するメーカーや製品を業者が取り扱っていない場合もあります。

それでも工事費用をできるだけ抑えたいという場合は、類似品はないか相談してみましょう。

 

寿命となったエコキュートの交換工事にかかる時間は?当日はお風呂に入れる?

エコキュートの交換が必要な際には、いつ入浴できるようになるか、不安に思う方もいらっしゃるでしょう。

基本的に、業者に在庫があれば、エコキュートの交換工事は半日から1日程度で済みます。

設置後に沸き上げ運転を行うと、お湯を使用できるまでに4~5時間くらいかかりますが、当日中に入浴できることがほとんどです。

ただし、本体や部品の在庫がなく、取り寄せを必要とする場合は、2日~2週間程度かかることもあります。

 

新しいエコキュートを選ぶ際のポイント

新しいエコキュートを選ぶ際に押さえておきたいポイントは、主に以下の4点です。

予算に合わせて選ぶ
家族構成や生活スタイルで決める
機能で選ぶ
操作のしやすさで選ぶ

エコキュートの導入には高額な費用がかかる場合もあるため、失敗を防ぐためにも慎重に選びたいところです。

それぞれのポイントの内容を詳しく解説していくので、ぜひエコキュート選びの際の参考になさってみてください。

予算に合わせて選ぶ

まずは、工事の予算に合わせて、本体価格と施工費を業者に相談してみるようにしましょう。

予算をきちんと決めて相談すると、業者側もどのエコキュートを紹介するか判断しやすくなります。

相談する際は、本体価格と工事費用だけでなく、追加で発生しやすい費用についても確認しておきましょう。

例えば、接続する配線や配管が複雑な状況であれば、工事費用が追加される場合があります。

また、エコキュートの本体が運びにくい箇所のお宅の場合は、人件費や特殊車両の手配などに費用がかかるケースもあるのです。

住宅の立地やエコキュートを設置する箇所の状況を踏まえつつ、工事にかかるおおよその総額を確認しましょう。

家族構成や生活スタイルで決める

家族構成や生活スタイルによって、エコキュートの容量を決めるようにしましょう。

沸かしたお湯を溜めておく貯湯タンクには、以下のようなサイズがあります。

180L(主に1~4人用)
300L(主に2~4人用)
370L(主に3~4人用)
460L(主に4~5人用)
550L(主に5~7人用)

ご家族の人数が多かったり、よくシャワーを浴びたりするご家庭では大きめのタイプを選ぶとよいでしょう。

もし、家族の人数に対して容量が足りない貯水タンクを選んでしまうと、湯切れが起きてしまいます。

湯切れが起きると、すぐにシャワーが浴びれなかったり、昼間に再度湯を沸かすことで電気代が高くなったりします。

 

せっかくエコキュートを設置しても、電気代が高くなってはもったいないでしょう。

購入する際は、業者にも確認して、家族構成や生活スタイルに合ったタイプを選びましょう。

機能で選ぶ

エコキュートにはさまざまな性能が付帯されているため、必要な機能がついたタイプを選ぶようにしましょう。

例えば、追い炊き機能や、沸かしたお湯を床暖房に使う機能などがあります。

どのような機能があるのか、またはおすすめはどのタイプか、詳しい内容はメーカーや業者に確認してみましょう。

操作のしやすさで選ぶ

エコキュートの操作パネルが使いやすいタイプを選べば、子どもや高齢の方、客人でも簡単に使用できます。

画面やボタンが大きいタイプはより使いやすいでしょう。

また、音声で案内をしてくれるタイプもあります。

メーカーの展示場や業者の店頭にて、実際に目で見て手で触れて確認してみましょう。

エコキュートの修理・交換で火災保険は使える?

破損理由や保険の補償内容によっては、エコキュートの修理や交換に火災保険が利用できます。

契約している火災保険が、自然災害に適用できたり、建物の付属物も補償の対象にしていたりする場合です。

ただし、被害を証明するために、故障した部品の提示、または撮影した写真を求められるケースが多いため十分注意しておきましょう。

撤去した機器や部品を業者がすでに廃棄していて、証拠写真を提出できなかったという例も多く見られます。

交換を済ませた後に保険の申請をしても、適用されない可能性があります。

また、修理や交換を依頼する業者が火災保険について知識があるようであれば、活用できそうか相談するとよいでしょう。

さらに、工事の際にはエコキュートの破損箇所を証明できる写真を撮影しておくと安心です。

 

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和歌山在住の2児の父親。web会社に就職して3年目。
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